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まいうーごはん

うま飯食うための日頃の行い

従業員への投資をどうするか悩む?リターンだけではなく動機付けも重要です

コラム

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経営者にとっては永遠の課題かも。

会社を経営する上で、従業員は非常に大事。というか、基本的には従業員が全て。彼らが働いてくれなければ会社が利益を上げられないからね。でも一人あたりのコストを抑えていかないと、いくら利益を上げたところで会社としてはおいしくない。純利益が上がらないことにはね。

ちなみに僕は経営者でもなんでもないので、勝手に経営者視点に立ったお話をさせていただくことにします。

投資=リターンであり、投資=継続である

投資っていうと、よく馴染んだ考え方だと、お金を運用して増やすって感じだと思う。資産運用の世界では、インカムゲイン(運用利益)と、キャピタルゲイン(売買利益)がそれにあたる。性質は違うけど、どっちも「価値を増やす」ことには変わりない。

これを従業員に置き換えて考えてみよう。

この場合、キャピタルゲインってのはヘッドハンティングの世界の話だから、ここではインカムゲインについてだけ考えることにする。要はその人を雇うことによって継続的に会社が得られる利益について。

基本的には従業員は自分の給与プラスαの働きをする(そうじゃないとお荷物だからね)。もちろん自分の仕事が正確に数値化できるかどうかは職種によっても異なるけど、その辺は無視しよう。基本的には「雇い続けている」ということは、会社としては給与プラスαの働きと考えているはずだ。じゃないと、クビになっているはずだからね。

でも会社としては、もうちょっと利益を増やしたい。だから、今いる従業員にもっと稼いできてもらいたい。その手段として存在するのが、「従業員への投資」だ。

もちろん投資には様々な形がある。ここでは考えやすいように、例えば、「研修」をやるとしよう。これにはもちろん費用がかかる。だから会社としてはその費用を回収しないといけない。どうするか。その研修の知識を業務に活かしてもらって、今まで以上の利益を上げてもらうのだ。

一度上がった価値は以降も継続するので、「会社としては多くの利益を得られて」「従業員としては新たな知識を得られる」、win-winの構図だ。

しかし、ここで僕が大事だと思うのは、「従業員の動機付け」だ。もちろん投資した分を上回るリターンを得られれば大成功だが、最悪、それはなくてもいいと思っている。先程述べた、「従業員としては新たな知識を得られる」の方が重要だと思っているからだ。これは暗に、「この会社で働けばもっとたくさん新しい知識を身につけられる」と思わせている節がある。

人材がいてこその会社

終身雇用制が崩れた昨今、特に僕がいるIT業界なんかは、人材の流動性がかなり激しく、期の移り変わりなんてお構いなしに、「退職しました」「入社しました」という話が挨拶と同じレベルの頻度で行われている。

当然、これは自社でも同じで、「いつ」「誰が」退社するかわかったもんじゃない。当然足りない人材はまた新しく雇うわけだが、これにも当然コストがかかるし、「優秀な人ほどさっさと辞めていく」ものだから悩ましい。無能な人材ほど、会社にしがみつくのは世の中の摂理である。

だから、経営側にとってみれば、できるだけ辞めてほしくないわけだ。だから、多少のコストをかけてでも、「この会社で働けばもっとたくさん新しい知識を身につけられる」=「まだこの会社で働きたい」と思わせたい。会社として投資をする場合、むしろこっちのほうが重要なんじゃないだろうか。

リターン重視だと会社としては機能しない

リターンを追い求めると、確実に失敗が見えている。

特に日本はプロ経営者と言われるような人材が殆どいないと言われている。そんな無能経営者が、リターンばかり求めるのは、素人がFXやるようなもん。勝てば儲けもんだけど、勝率はすこぶる悪い。

それに、リターンが見えないと投資をしようという経営判断が出来なくなることもあるだろう。しかし、リターンが明確に数値として出せることは極稀で、「不透明だけど投機」というものばかりだろう。なので結果として、全く投資できないという負のスパイラルに陥ってしまう。

これが続くと、従業員も会社を見限って、優秀な人からどんどん出て行ってしまう。会社経営なんて、こんなもんなんじゃないかな。

本題:会社で技術書を定期購読してください

さて、ここまでは全て前置きです笑

先日会社に業界に関連する書籍の定期購読を提案したところ、大雑把にまとめると「自分で買って勝手に読めば?」という流れになりました。おい!そんな高いお願いじゃないだろ!と思いましたが、これ、モチベーション的にはあるのとないのじゃぜんぜん違うんですよね。

確かに書籍の内容なんて今やネットに落ちてる情報も多いんですが、「体系的にまとめられている」「新しい言葉を知る機会になる」ので、書籍、僕は好きなんですよ。

それに、「自分で買って読めば?」ってスタンス、はっきり言って嫌いです。IT業界は移り変わりがめまぐるしく、一ヶ月前に流行っていたことが今月には廃れてるなんてことも十分にある。要は常に最新の知識の習得が求められてるのに、それを自分のコストでやれっていうのは、ね。時間というコストを費やしつつ、お金まで自費かよ。。ま、覚えなくていいなら、それはそれでいいんですけどね。僕は自主学習するインフラを整えることは、もはや会社の責務だとすら思っています。

別に買えるよ、自費でも。買えるけどさ、だからこそ、「それくらい会社で買ってくれよ」って思うわけです。

おわりに

書籍を買ってくれない会社への不満のために2000文字近くの前置きをしてしまいましたが、経営者の皆様方におかれましては、「投資」の捉え方を、存分に考えていただければ幸いです。

ちなみに私が欲しい書籍はこちらです。もう自費で定期購読しようかな。

WEB+DB PRESS Vol.93

WEB+DB PRESS Vol.93

そいぎんた!

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